オリジナルの物語設定
ゴッドイーター 禁忌を破る者
読み始める →原題: 噬神战士 违背禁忌之人
ゴッドイーター 禁忌を破る者 挿絵 https://www.bilinovel.com/novel/768/115512.html
オリジナル小説です。登場人物と出来事は架空です。
紹介の編集: 黄果ショートドラマ · 更新日:
物語
## 挿絵
## 人物紹介
台版 転載元 Lafrente@軽之国度
ギス・クリムザー
17歳
禁忌の荒神を狩る専門部隊「アーサー神魂」の新型神機使い。
使用する神機は「神蝕剣タギリ」「神蝕銃タギツ」「神蝕甲イチキシ」で構成される。
性格は前向きで楽観的。荒神との戦いでは、常に余裕を楽しむ態度を崩さない。相手の事情を汲むことが苦手で、自分にできることなら他人にもできるはずだと思い込んでいる。そのため、つい不用意な言葉を口にして、無用な諍いを招くことがある。
※タギリ、タギツ、イチキシ(イチキシマ)は、日本の古事記に登場する三柱の女神の名。
マルグリット・クラフィリ
16歳
禁忌の荒神を狩る専門部隊「アーサー神魂」の整備士。かつてギスとともに試作型「新型神機」の適合者候補に選ばれたが、今なお自分に合う神機が見つからず、整備士として部隊の行動に加わっている。銃弾の調合にもかなり長けている。
性格は優しく、他人への気遣いが細やか。戦い以外にはほとんど常識のないギスの傍らで、暮らしの細々とした世話を焼いている。ギス、ヴェネとは幼なじみで、三人はずっと一緒に行動してきた。
ヴェネ・レフィカル
21歳
禁忌の荒神を狩る専門部隊「アーサー神魂」の隊長。ギスたちより一足先に新型のゴッドイーターへ就任したが、神機を「スサノオ」に喰われ、いまは「引退」状態にある。三人小隊の管理と、拠点となる大型の農場……
## 第一章
「——よし。着いたぞ。」
赤黒い神機を軽々と肩に担ぎ、廃墟の街の一隅にある高台に立った雨宮林道は、眼前に整列し、顔をこわばらせた三人のゴッドイーターを見渡した。
表情は硬直している。例外は一人もいない。
まだ子どもと言っていい彼らから伝わってくる不安と興奮に、林道は十年前、自分の初陣を思い出し、思わず苦笑した。
しかし、あの頃に比べて、新人の年齢は下がり続けている。十六歳でゴッドイーターになった自分は、当時としてはきわめて稀だった。いまでは十代の新人など、もう珍しくもない。
それだけでも、戦況がどれほど緊迫しているか分かる。
子どもを戦場へ連れ込まねばならない現状を思うたび、林道は泥酔したあと、誰かの布団へ潜り込みたくなる。
だが、それも逃避にすぎない。
有機物であろうと無機物であろうと、あらゆるものを捕食する未知の細胞群と戦うとき、後進たちに生存の法則を教える義務が自分にはある——林道はそう決めていた。
「さて——今日はいよいよ実戦演習だ。榊博士の講義の内容は、覚えているか?」
まだ子どもと呼べる少年たちは、うなずいた。
「よろしい。では——お前、言ってみろ。」
林道は、遠距離射撃用神機「ファルコン」を抱えた少年を指さした。
「俺たちは、何のために戦う?」
「ひ、人類のために戦います!」
少年はそう答えた。
「俺たちの使命は、荒神の手から全人類を救うことです!」
「その通りだ。」
……
## 第二章
「ここも同じなのか……」
荒神の下で人々を守る装甲壁を開いてまもなく、操縦席のヴェネがそうつぶやいた。
「何が同じなんだ?」横向きに置かれた硬いソファに座っていたギスが振り向き、格子窓の外を見やる。
そして、ヴェネの言いたいことを理解した。
そこにいるのは、今日をどう生き延びるかだけを考え、貧しい日々を送る人々だった。
ギスや、ほかの仲間たちが、もう見慣れた光景である。
もちろん、極東支部へ来るのは初めてだから、ここの外部居住区を目にするのも初めてだ。とはいえ、こうした景色は今やどこへ行っても大差ない。
あらゆる物質を喰らい尽くすオラクル細胞が、人類の生存可能な領域を大幅に狭めた。
いま人々が生きていける場所は、荒神の装甲壁の内側だけだ。しかし、どこでも生産できる生活物資に比べ、人間の数は明らかに多い。
そうなれば、貧困が当然のように蔓延する。
生活物資は配給制で、商業活動はことごとく制限されている。つまり、自分の努力で貧困から抜け出す手段は極端に限られている、ということだ。
窓の外のような「毎日、ただ生きているだけ」の暮らしから離れたいなら、相応の責任を背負わねばならない。
それは——ゴッドイーターになること。
自分に合う神機を見つけ、ゴッドイーターになれば、生活環境は一夜にして変わる。毎日、三食が確実に配給され、荒神狩りで得た報酬も援……
## 終章
「——以上が、すべての報告です。」
言い終えると、林道は口を閉じた。
肘を事務机に預けたジクサールは、その無表情な顔を見つめ、小さく息を吐いた。
「アーサー神魂、全滅……か?」
林道の報告は、まさにそれだった。
ツクヨミとの戦闘中、新型のスサノオが乱入したことでギス・クリムザーは袋小路に追い込まれ、彼を助けようと戦場へ飛び込んだヴェネ・レフィカルとマルグリット・クラフィリもともに死亡。ツクヨミはスサノオに倒され、最後にギス・クリムザーとスサノオは相打ちとなった。
そう、彼はそう言った。
加えて、イクスの死亡報告も提出した。林道が貨物室へ入ったあと、その場で自爆したという。
回収班の報告は、林道の報告と一致することを裏付けていた。イクスがいったい何をしたのかは、以後の分析を待たねばならない。ただし、かなり強力な爆薬を使ったらしく、原形を留めた物品はほとんどゼロだった。
そして、わずかに残った遺品でさえ、本部からは即座に返還せよとの命令がすでに届いている。
「分かった。下がっていい。」
林道は一礼し、背筋を伸ばして转身し、部屋を出た。
扉が閉まるやいなや、壁にもたれて立っていたペラ・榊が喉の奥でくぐもった笑いを漏らし、ジクサールは眉をひそめて彼を見た。
「やあ、ごめんごめん。」
榊の細長い両眼は、眼鏡の奥でさらに細くなった。
「彼もなかなかの演技派だね。正直、さっきの話……
## 解説
背負った罪と引き換えに刃を手にし、神を喰らい続ける者たち。彼らはGE(ゴッドイーター)と呼ばれる。
しかし、そのうちの禁忌に背いた少年たちを待つ未来は、果たして光明に満ちているのか——
本作『ゴッドイーター 禁忌を破る者』は、PlayStation Portable専用ゲーム『GOD EATER』を物語の基盤とし、ゲーム本編では語られなかった出来事を描くオリジナル小説である。
本作の主人公たちは、ゲームにおいて追加ダウンロードコンテンツで登場する「スサノオ」や「アマテラス」など、「第一種接触禁忌種」に分類される危険な敵を対象に、専門に討伐する特殊部隊「アーサー神魂」の面々だ。
物語は、その時点におけるわずか三人の部隊のあれこれ、唯一の現役新型GEであるギス・クリムザーの激闘、そして仲間たちの交流を丹念に描く。
だが最後に眼前へ現れるのは、一見すると戦いに熱中しているかに見える彼の身体が、すでに禁忌種のオラクル細胞が放つ強力な「偏食フィールド」によって深刻な精神汚染の危険に晒されていること、そしてそれを知りながら研究のために利用する凄惨な現実である。
本作で触れられる新型GEの精神感応は、ゲーム本編でも一部が描写されている。ただしこの世界では、いまなお研究課題のままであるらしい。
人類は天敵「荒神」の脅威に晒されながら、一方ではオラクル細胞を活用して作られたさまざまな資源に頼り、この時代の暮らしを支えている。そして、馭することを持つ……
ほかのドラマ
この物語と同じジャンルの作品はありません。下にあるのはサイト上のほかのドラマで、本物語の映像化ではありません。